1ヵ月半で【カリスマ講師】と称賛された僕が伝授!塾講師の教え方・コツ6選【個別指導】
✓教え方のコツを知りたい人。
「塾講師を始めたんですが上手く教える事ができません。生徒の成績は中々伸びないです、、指導のためのコツを教えてください。」
こういった疑問に答えます。
✓本記事の内容
・塾講師として次回から実践できる教え方
・個別指導の授業前の行動・コツ
・個別指導の授業中の行動・コツ
塾講師をはじめたての人(開始~3ヵ月)にむけての記事になります。
次回の授業から行動に移せる6つの教え方・コツを紹介します。
✓著者の紹介
塾講師1年半、家庭教師1年ほど。
✓実績
塾講師をはじめて、1ヵ月半(6回の授業)で中学3年生の英語8点→76点(+68点)までひき上げ、塾長から”カリスマ講師”、生徒達から”ベテラン講師”と称賛される。
*この記事は5分ほどで読み終わります。
この記事を読みおえると、次回の授業には今までより、上手に指導できているはずです。
この記事は2021/05/10にライティングされました。
塾講師の教え方・コツ5選【個別指導】
塾講師の教え方って難しいです。
生徒と講師の人間関係ということもあり、一概にこれが答えがありません。
しかし、ちょっとした教え方のコツを授業をとりいれることにより生徒達も自然に授業に集中することができますので、ぜひとも参考にしてください。
上から順番に授業でとりいれていってください。
個別指導と集団授業では教え方や行動の仕方が異なってきますので、今回は個別指導塾の教え方に焦点をあてて話を進めていきます。
授業前の教え方・コツ
授業前の教え方・コツを紹介します。
生徒のプロフィールをチェックする!
生徒のプロフィールをチェックして、1人1人に教え方をあわせてあげましょう。
個人指導塾では、生徒のレベルに合わせて学習をさせるため
- 過去の成績
- 趣味・好きな事
が記入されていると思います。
その2点を必ずチェック授業前にチェックしてください。
✓テストの点数
テストの点数によって教えることを決めましょう。
前回のテストが
- 0点~40点→基本を教える
- 41点~70点→基本+発展を教える
- 71点~100点→発展を教える
と設定しましょう。
勉強がきらいでテストの点数が低い子に対し発展や応用の問題を解かしても意味がありません。
そのような生徒には基本から振り返ってあげましょう!
しかし、塾では学校で学習している単元を教える必要があり、勝手に基本分野だけを学習することは禁じられていますよね?
そこで、使うテクニックが塾長と相談することです。
正直に
「〇〇くんは基本ができていないので基本に徹底させて下さい」
と伝えます。
すると、案外「分かりました。」と許可をもらい、90分のコマを基本にだけに費やすことが可能になりますよ。
そのように、塾長に案を出すというのも大切です。
✓趣味・好きな事
生徒の趣味・好きな事を知りましょう。
生徒の趣味や好きなことを知ることで会話がテンポよく進み、授業がうまく進みます。
これが生徒のプロフィールをみることにより、生徒のレベルにあわせるということであり、良い教え方・コツですね。
授業中の教え方・コツ
授業中の教え方・コツを紹介します。
生徒が興味のでる会話をする!
生徒が興味をもつような話題を話しましょう!
なぜ、興味がでるような会話をする必要があるかと言うと、講師と生徒の関係ではいつまでも壁があるんですよね。
あなたにも思い出してもらいたいんですが、学生時代、学校で嫌いで興味のない先生の命令って聞かなかったですよね?
それは塾でも同じことが言えます。
やはり、
- 興味のある好きな先生=言うことを聞く。
- 興味のない嫌いな先生=言うことを聞かない。
となります。
だからこそ、生徒の興味がでる会話をしましょう。
会話から人の興味は生まれてきますので。
そして、生徒の興味を引き出すコツとしては
- 生徒との共通点を探し出す
- 生徒にユニークな体験談を話してあげる
これに限ります。
①生徒との共通点を探し出す
生徒との共通点を探しましょう。
- 生徒が学校でしている事
- 生徒が家でしている事
など、生徒に習い事・部活・趣味などを尋ねてゆきます。
そして、あなたと生徒との共通点を見つければそれに対して深堀していきましょう。
ある程度あなたと生徒の間に共通点があることを認識してもらいます。
すると、共通点があればあるほど好意を抱かれ、生徒との距離が近づいていきますのでいいですね。
共通点の数=好かれるになります。
②生徒にユニークな体験談を話す
あなたが持っているユニークな体験談を話しましょう。
海外の留学や国内での旅行などの体験などについてです。
これは①の共通点の話をした後がいいですね。
生徒に興味を抱いてもらう順は
共通点を見つけ出す→体験談の順番が1番です。
生徒との①の共通点探しをする前にいきなり
先生、1年前留学してたんよ
って言っても「あっそ、知らんやん」としかなりませんので順序をまちがえないように。
③生徒と盛り上がる話題
僕が感じた、生徒(中学1~高校3)が興味のあるトピックを挙げると
- 男子生徒:1位 留学 2位 ゲーム 3位 部活や学校行事
- 女子生徒:1位 留学 2位 アイドル 3位 部活や学校行事
です。
男女ともに旅行や海外事情について話すと1番食いつきがあります。
留学のことは話してあげると
「それで?それで?」
と興味深々です。
やはり、何事も経験のない中高生ですから、海外生活や国内の旅行体験に興味満々です。
会話に困っている方は、留学経験・ゲーム・アイドル・部活や学校行事のどれかからトピックを選んで会話をするとスムーズに生徒との関係を築けます。
しかし、ここで注意する事が生徒と仲良くなっていくと生徒になめられることが多々あります。
その時は1度喝をいれ叱り生徒との関係性を大切にしましょう!
文法を細かくわける!
文法毎に細かく分けましょう。
理由は、生徒がどこを理解してどこが理解できていないかを知るためです。
中学2年生~中学3年生の平均点以下の生徒を教える時は非常に大切です。
例を出しますが、
教える相手 中学3年生
成績 英語20点
教える内容 Tom asked her to come to the party.
と想定します。
この時、
- 代名詞(1年生)→her
- 一般動詞の過去形(2年生)→asked
- ask 人 to do(3年生)
と3つの文法的要素から成り立っています。
これをいきなり英語ができない中学3年生の子にまず③から教えていくと生徒はどんな反応をするとおもいますか?
何を説明されているかわからず、きっと嫌になりますよね?
もし生徒が勉強が苦手と言っているのであれば、まずは講師が上記の①②③のように文法的にばらしてあげてください。
そして、一番簡単な単元から確認しつつ教えてあげて下さい。
案外、講師が中学3年生ならこれくらいは知っているだろうと1・2年の範囲の文法の説明を怠りがちですが、講師の当たり前は中学生の当たり前ではありませんので気を付けましょう。
生徒に単元の説明をしてもらう!
単元・文法の解説した後は、生徒に説明してもらいましょう。
理由は、講師側が結局どんだけ一生懸命に説明をしたからといって生徒が理解できているとは限りません。
本当に生徒が理解できているかを確認する方法は生徒に説明してもらうということです。
生徒と講師の立場を逆転するととても楽しく理解させることができますよ。
たとえば
~文法・公式を教えた後~
あなた:はい、これが今回の文法の説明やな。
生徒(けんた):あー、なるほど!
あなた:じゃあ、今の文法のところ先生に説明してくれへん?先生とけんたくんの立場入れかえよか
生徒(けんた):いいよ!
あなた:けんた先生、2ページの文法のところを説明してもらっていい??
生徒(けんた):しゃあないな~。「This」と「That」の違いっていうのは、距離によってつかいわけます。距離が近い場合は「This」距離が遠い場合は「That」を使います。わかった?
あなた:ああー、そうなんだ、教え方うまいですね。さすが先生~。
<生徒(けんた):それほどでも~。
みたいな感じですね。
これによってどこまで生徒が理解できているかが分かってきます。
そして、生徒のアウトプットになり、記憶の定着を促進できます。
基本問題を数問一緒に解く!
生徒に説明してもらったあとは数問一緒にときましょう。
理由は、これも生徒の理解度を確認するためです。
生徒に単元の説明をしてもらって、ある程度理解している事を確認できたら基本問題を3問ほど一緒にといてください。
いざ、問題に文法を解こうするとなるとむずかしいんですね。
生徒も「あれ?これどうするんだ?」
と止まることが多々あるので、解けてないな~と感じた場合は進まずにもう1度文法・単元の説明をしてあげてください。
ゲーム要素を取り入れる!
できるだけ ゲーム要素を取り入れましょう。
理由としては、生徒が楽しみながら学習できるからです。
毎回の授業で取り入れることをおすすめします。
体験談
僕自身の体験談として、2年前の1対2の授業で1番上手くいったときの例です。
僕は、当時12人くらい担当の生徒を持っていました。
その中にAくんBくんがいました。
2人とも中学3年生で塾内(30~40人)ほどの中で最下位でした
- 生徒 Aくん Bくん
- 学年 中学3年 中学3年
- 趣味 ゲーム ゲーム
- 点数 6点 10点
- 性格 陽気 陽気
- やる気 なし なし
って感じで、かなり問題児2人をぼくは担当してたんですよね。
*2人は友達です。
僕が、1ヵ月~2ヵ月とあの手この手のさまざまな方法で英語を教えましたが彼らの心には響かず言うことも聞かなく、頭打ちの状態でした。
授業には遅刻、授業に来ても寝る、喋るのみ、正直時間のむだでした。
なんで勉強しないかなー?って僕自身、何度も考えました。
すると、気づいたのがこのような点数の子供達ってまず勉強の楽しみがまずわからないんですよね。
すでに勉強ができる子達って
1→2
2→3
って向上していくステップの楽しみをすでに味わってるんですよ。
でも、AくんBくんは
0→1のステップの状態なんですよ。
そういう成績が0点~40点の子達って勉強の楽しみがわからないんですよ。
だからこそ、動機づけ(やる気の入り口)が必要だと思いました。
そして、どうしたらこの子たちのやる気がでるだろう~?と考えたのちに、二人のライバル心を刺激したらうまくいくんじゃないかな?って所に着目しました。
理由は、やる気はなくてもこの子達には
- 同じ学校
- 同じ性別
- 同じ趣味
- 同じくらいの学力
と2人の間にはたくさんの共通点があったんですね。
そして、類似点がおおければおおいほど、ライバル心はうまれます。
そのライバル心を刺激するために相性がよかったのがクイズ形式でした。
そして、ある日に2人にこう問いかけました。
~授業中~
僕:よし、いつも通り10ページの英単語覚えよか。
A&B:やらんって、おもんないし。
僕:まあまあそういうなや。今日からは新しい形式でやろか!2人でゲーム形式や!
A&B:なにそれ?
僕:10ページに英単語20個書かれてるやん?2人は今から20単語覚えてな。先生が10問、問題だすわ!早押しで多くあった方が勝ちな!
A:ああー、めっちゃええやん!Bに負けたら終わりやわ(笑)
B:俺もお前なんかに負けれるか。先生やろ、こいつなんかに負けれんわ
<僕:おおー、じゃあやろか。5分あげるわ。今からおぼえろよ!
A&B:うい!
~ゲーム後~
A: うわーBに負けたってー、最悪や、、
B:あぶねー、ぎりぎりやった、、
A&B: 先生、次の授業でもこれやろ!
僕:ええで、やろか。
みたいな感じで楽しく英単語を覚えさせることができました。
え?こんなにもやる気でる?っていうくらい目の色を変えて熱心に取り組んでくれました。
そして毎回の授業でクイズを取り入れる様になり、2人とも勉強してくれるようになりました。
その後のテストではAくんは66点、Bくんは40点を取れるようになり、2人は大喜びしてました。
僕としても、「やったったで!」ととても嬉しかったのを覚えています。
それ以降、担当している生徒全員にこのクイズ形式を採用して、指導しました。
すると全員楽しんで英単語を暗記するようになってくれました。
勉強を始める0→1の動機づけとしてはテスト形式は◎でした。
あなたもテスト形式を取り入れてください。
まとめ
どうでしたか?
「6つの個別指導の教え方・コツ」を紹介さいていただきました。
今回の記事をまとめると
- 生徒のプロフィールを見る
- 生徒が興味のでる会話をする
- 文法を細かくわける
- 生徒に単元の説明をしてもらう
- 基本問題を数問解く
- ゲーム要素を取り入れる
になります!
個別指導で塾講師の教え方で悩んでいる方は是非ともこの記事を参考にして下さいね!!
努力を続ける限りは結果が自ずと付いてきますので!!