【簡単】ヤル気のない生徒の心を動かす5つの心理学!塾講師必見
✓生徒のやる気を出したい方。
「塾の生徒のやるきがないです。授業中は寝るし、僕のいうことをきいてくれません。モチベーションをださせるいい方法を教えてください。」
こういった疑問に答えます。
✓本記事の内容
・やる気のない生徒をやる気にさせる
・心を動かす5の心理学
✓筆者の紹介
この記事を書いている僕は、塾講師1年半、家庭教師1年半ほど。
心理学を授業に取り入れて、1ヵ月半で”カリスマ講師”と称賛されました。
*この記事は6分ほどで読み終わります。
次回の授業の時には今までより、やる気にださせるのがうまくなっているはずです。
この記事は2021/05/10にライティングされました。
やる気のない生徒の心を動かす5つの心理学
これから紹介していく心理学は塾講師の時だけではなく、恋愛・人間関係・人との交渉の場など幅広く使用することができます。
日常にとりいれて、ぜひともつかってください。
①エトスパトスロゴス(説得力アップ)
人を説得したいときに使用できる心理術です。
古代ギリシャ哲学者のアリストテレスは誰かを説得する3要素の重要性について説きました。
その3要素というのがエトス・パトス・ロゴスです。
✓人を説得する3つの要素
✓エトス・・名声、信頼感、好感など:メッセージを発信する人の人格的な側面。説得に約60%の影響。
✓パトス・・共感、傾聴など:親密感、ユーモア、恐怖、憐みで感情を刺激して、心を動かす感情的な側面。説得に約30%の影響。
✓ロゴス・・論理的な根拠や実証的な資料など:相手の決定を正当化できる根拠を提供する論理的な側面。説得に約10%の影響。
✓相手を説得する手順
- 好感を持ってもらう(エトス)
- 相手の感情に訴えかける(ロゴス)
- 論理的な根拠を提示(ロゴス)
- 気が変わらないようにもう1度好感を与える(エトス)
の4ステップが重要。
ですから、生徒を説得したい場面につかうと非常に有効です。
これは交渉のときや、説得のときなどの日常のあらゆる場面で使えます。
では塾講師ではどのように使えると思いますか?
【例】エトス・・・信頼感、好感
生徒:ここの問題わからんねん。
あなた:あー、先生に任せろ。余裕、余裕。(信頼)
生徒:今度のテスト不安やわー
あなた:大丈夫やって、先生が教えるやん。(信頼&好感)
【例】パトス・・親密感を演出
生徒:おれ勉強きらいやねん。
あなた:あー、わかるわ。勉強ってなんでするんかわからんよな。(共感)
あなた:さああああああ!今日も日本1楽しい授業がはじまるでえええ!!(ユーモア)
生徒:(ねっむzzzz)
あなた:おまえらみんな眠たそうやな(笑)どうした?先生の授業が昨晩、楽しみで寝られへんかったんやろ?(ユーモア)
生徒:なにいうてんねん。
【例】ロゴス・・・根拠のある資料、論理的な根拠
あなた:勉強しよーや
生徒:いややって、どーせ点数あがらんって
あなた:先生がこないだ教えてた子は2ヵ月で数学30点アップしたで?ほらこれみれみい?
あなた:(資料見せる)
生徒:ホンマや、どないやったん、凄いな。。
みたいな感じですね。
実際に、僕はこれらの3つを授業で使っていました。
生徒に、直接きいたんですがこの”エトス、パトス、ロゴス”かなり効果あるようです。
好感・共感・資料を生み出しましょう。
②メラビアンの法則(印象づけ)
相手に好印象をいだかれ、コミュニケーションの円滑化に役立つことのできる心理術。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが1971年に提唱したメラビアンの法則。
人が相手から受け取る情報は
- 視覚情報→55%
- 聴覚的情報→38%
- 内容→7%
で決まると言う実験結果が出ています。
外見(55%)
- 髪型
- ピアス
- ひげ
- 服装
話し方(38%)
- あいづち
- 話の大きさ
- 話のスピード
- 声のトーン
話しの内容(7%)
- 何を伝えるか?
つまり、重視されるのは外見や話し方であり、内容などはあまり重要ではないってことですね。
たとえば、 学生時代を思い出して下さい。
あなたの担任の先生が以下の条件だったとします。
- 髭ボサボサ
- 髪の毛はバサバサ
- 服よれよれ
- 声小さい
そんな先生がこんな授業を展開します。
~授業中~
担任の先生:今日は感謝の重要性についてについて学んでいきますぅぅ。みなさん、ありがとうを日常でつかいましょうねぇぇぇ。
あなた: (ふーん、こんな先生の授業きくきならんな。)
担任の先生:みなさんきいてますかぁぁ?ありがとうといえるだけで人生は変わりますぅぅ。
あなた:(なんか説得力ないなー)
担任の先生:もしあなたがこれからの人生でいい風に過ごしたいならありがとうをいいましょうぅぅぅぅ。
あなた:ふーん
とかじゃないですか?
伝え方1つとっても、見た目・話し方によってかなり変わります。
まずは、髪型・服装・話し方などを気にしてみましょう。
教え方などを気にするのは、その次ですね。
もしよかったら世界の最高峰のプレゼンテーションの場、TEDTALKの外見・身ぶりを参考にしてみてください。
見た目・話し方を改善しましょう。
③シンクロニー効果(好意をいだいてもらう)
人間は自分との類似性や共通点を見出せば、基本的に好きになっていく心理術。
共通する趣味・やっていることがあるなど。
例
- あなた:お笑いが好き
- 生徒:お笑いが好き
そして、シンクロニー効果は共通点が稀少なほど、効果が高くなる傾向があります。
- あなた:お笑いが好き→イッテQが好き→イモとさんが好き
- 生徒:お笑いが好き→イッテQが好き→イモとさんが好き
の方がより親密感がわくんですね。
塾講師ではどう使えるのか?
~授業中~
あなた:けんたくん、音楽が好きっていうてたやん?どんな歌手が好きなん?
けんた:EXILEかなー
あなた:え?ホンマ!?先生も一緒やわ
けんた:え、マジで?EXILEのたかひろにハマってるねん
あなた:先生もたかひろファンやねん!、
けんた:先生きがあうなー
みたいな感じですね。
これもカンタンに授業中に応用できますね。
注意点として、趣味や興味をひろくもつ必要があります。
そうでもないと、趣味が興味がかぶることは難しいですからね。
どんどん生徒との共通点をみつけだしていきましょう。
④ドアインザドア(OKをもらう)
最初に絶対に断らざるような頼み事をして、一度それを断った後に普通レベルの頼み事をされた場合、人は得てして断りにくい。
大きな頼み事をする→断られる→小さくする→承認される
ということですね。
これも簡単に誰でもつかえますよね?
たとえば、
~授業開始~
あなた:(今日2ページ進めたい)。。。。。
生徒:あー、今日やる気おきひんわー、
あなた: じゃあ今日は10ページ進めよか
生徒:なんでやねん、無理やって
あなた:じゃあ、5ページでええよ
生徒:多いって!
あなた:じゃあ2ページな
生徒:あー、2ページならええで
みたいな感じですね。
徐々に頼みごとの大きさを小さくしていくのが重要。
交渉する機会に効果的です。
是非とも大きな頼み事→小さな頼み事を使ってみましょう。
⑤優越感(親密感アップ)
秘密を共有することにより、相手に優越感を感じさせる心理術です。
例として
- 「ここだけの話なんだけど」
- 「○○くんだけいうけどね、」
ですね。
このように、秘密を共有されると必要以上に興味をかきたてられ情報に価値をみいだしてしまうのです。
かなり活用できます。
僕もよく使ってたんですけど、生徒たちがこれらの言葉を使用した時は身構えるんですよね。
たとえば
~授業開始~
生徒:俺さー、勉強全くできひんし、要領悪いねん。
あなた:そっかー、、ここだけの話やけどな~、。
生徒:(え、なにいうん?)
あなた:先生も学生時代、勉強めっちゃ嫌いやったんやで。
生徒:え、今、塾講師してんのに?
あなた:そうそう。いつも授業中は寝てるか、マンガ読んでたわ
生徒:え、まじで?
あなた:学生時代は、先生もお前らとおなじやったねんよ
生徒:そうなんや
こんな感じですね。
ん?先生何言うんだろ?先生と秘密を共有できた、うれしい。って感じで親密感がかなりアップします。
「ここだけの話なんだけど」を使いましょう。
まとめ
今回は塾講師必見のやるきのない生徒の心をうごかす5つの心理学を紹介しました。
この記事のまとめです。
- エトスパトスロゴス(好感・共感・資料)
- メラビアンの法則(見た目・話し方・内容)
- シンクロニー効果(希少な共通点)
- ドアインザドア(大きい→小さな頼み事)
- 優越感(秘密の共有)
これらの心理学は塾講師のみならず
- 恋愛
- 人間関係
- これから先の仕事
などあらゆる分野で活用できますので是非ともご使用ください。